2011年 10月 14日
ニッポンの産業
アメリカの議会で可決されました。
そして、リーマンショック以降韓国はウォン安を維持する政策を続けているそうです。
今回可決されたFTAとウォン安を追い風にどんどん輸出で稼ごうとしているようです。
日本の製造業は円高だけでなく、高い法人税率、労働規制、貿易自由化の遅れ、厳しい環境規制、
電力不足でかなり追いつめられているように感じます。
一方で、このような記事も見つけました。
引用
快進撃を続けてきた韓国サムスン電子が変調をきたし始めた。
世界首位を誇る液晶パネル事業などの不振で、今年4~6月期の営業利益が
前年同期比25%減という落ち込みを記録した。
(中略)
かつて稼ぎ頭だった液晶パネルなどのディスプレー部門は、世界的な価格下落が直撃。
昨年4~6月期には8800億ウォン(640億円)もの営業利益をたたき出したが、
1年後の今年4~6月期は2100億ウォンの赤字となり、これで2四半期連続の赤字だ。
急ブレーキがかかったのは世界首位に立つ半導体部門も同じ。
DRAMを中心に最近の半導体価格下落は激しく、部門利益は11%減と市場の期待値を下回った。
圧倒的な設備投資で生産効率を高め、価格競争で日本メーカーを蹴落とす-。
そんなサムスンの“必勝パターン”が崩れつつある。
そんな状況で、日本メーカーは技術面で先行することに勝機を見いだそうとしている。
DRAM世界3位のエルピーダメモリは、DRAMとして最小となる回路線幅
25ナノ(ナノは10億分の1)メートル製品の量産を世界で初めて開始した。
従来の30ナノ製品に比べて消費電力が約20%(待機時)削減でき、スマートフォン(高機能携帯電話)用に
一段の需要が見込まれる。「(回路線幅を細くする)微細化競争はサムスンが先行してきたが、
これで反撃の芽が生まれた」(業界関係者)と期待も膨らむ。
サムスンが「ポスト液晶」と見込んで先行する有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)でも好機はある。
世界シェアの8割を握るサムスンだが、もともと日本メーカーが世界で初めて量産に成功し、
基礎研究の蓄積ではサムスンを上回る。
現在、東芝とソニー、日立製作所の3社は官民ファンドの産業革新機構を巻き込んで中小型液晶パネルの
事業統合を模索しているが、「真の狙いは次世代品である有機ELの共同生産」(政府関係者)だ。
サムスンは2013年にも有機ELテレビを商品化する計画だが、日本勢が“国策”として有機ELの研究・開発に
取り組めば、逆転のチャンスも十分にある。
引用終了
安さで勝負してきたのが、頭打ちになったということですが
これからもコストで勝負しても勝ち目はないような気がします。
世界に先駆けて新しい技術を開発し、世界に売り込んでいく
必要があると思います。
そのためには、1番じゃないとダメだと思います。
by aiki-therapist
| 2011-10-14 01:57