2017年 12月 13日
小平奈緒選手の練習方法が凄い!!
圧倒的な速さに粘り=小平、狙って世界新樹立-W杯スケートより引用させて頂きます。
古武術からヒントを得て一本歯のげたを履き、前傾姿勢を保つ練習でバランス感覚を養った。
また、競輪用の自転車を使って一気にスピードを上げる走法で体幹を強化。
元五輪代表の石沢志穂さんのサポートを受け、食事を徹底管理して理想的な肉体をつくり上げた。
「力の伝わり方が内に向いてきた。全ての動きがつながっている感じがある」。
今季は流れるような脚の動きで無駄なく氷を押し、圧倒的な速さを身につけた。
1000メートルは短距離種目であるが、中距離の能力も求められる。
氷上では1500メートルを想定し、一定のスピードを保つ練習もこなし「楽にラップが出せる」。
2010年バンクーバー五輪では1000メートルと1500メートルで5位入賞の小平に、粘りが戻った。
古武術からはレースへの心構えも学んだ。「(ライバルが)いてもいなくても一緒。ただ自分の動きをするだけ」。
同組で滑った高木美の勢いにのまれず「やりたいスケート」を氷上で表現した。狙って樹立した世界新記録。
500メートルで逃した快挙を、高速リンクで滑る今季最後のレースで達成した。
W杯4戦全勝 小平奈緒 強さの秘密 スピードスケート
この動画の6分あたりの一本下駄での練習の動きは完全に仙腸関節で動いていると思います。
23歳でパシュートで銀メダルを獲得。
27歳のオリンピックで個人のメダルを目指して筋力トレーニングを行い、5位と振るわず。
この時のスケーティングと一本下駄の練習のあとの試合とを比べると全然違います。
イ・サンファ選手との試合(7分頃)も小平選手は恥骨、仙腸関節がきちんと動いているのに対し、
イ・サンファ選手は太ももの前で動いています。
27歳の時に行った肉体改造とそれ以降の身体を連動させる練習が今の強さに繋がっているのだと思います。
赤色の部分にありますが、「無駄無く氷を押せる」「楽にラップが出せる」という所に
全身が連動していることが伺えます。
「(ライバルが)いてもいなくても一緒。ただ自分の動きをするだけ」
これは自分の中の動き、繋がりがわかっているから出てくる言葉なのかなと感じました。
やはり、ただ鍛えるだけではダメなんだと思いそこに気付くかどうかが大事だと思いました。
