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皮膚の緩みと呼吸。

2018.11.25 (日) 呼吸動作研究会

担当:KM
テーマ:「下肢の緩みの取り方と呼吸」

・仰臥位で呼吸の入り方などの現状認識。
 →「何に焦点を当てて観察するのですか?」と質問して頂いて
  「畳と身体の接点について」や「呼吸がどこへ入ってどこに入っていないか」など様々だが
   今回は「呼吸がどこへ入ってどこに入っていないか」に注目して下さいとお答えした。

・台の上に置いた竹踏みの上に両ふくらはぎを乗せて
 大腿部中央を帯で締めて仰臥位で寝る。
 →つま先を左右に倒したり、身体の軸方向に互い違いに動かす。
  ただ単に動かした時と大腿部に巻いた帯の緩みを呼吸で取って動いたときの違いを感じる。
 *骨盤の12時6時のセンタリングと呼吸で緩みをとる準備のつもりだったが
  思いの外動けないということがわかり早めに次のメニューに移りました。

・片方のふくらはぎを竹踏みに乗せて足先方向、頭方向、外側、内側に皮膚の緩みを取って呼吸。
 →まず竹踏みに馴染む。(その為には膝、足首の力が抜けるポジショニングが大事)
  皮膚の緩みの分だけ動く。
  どの方向に緩みをとるとどのような呼吸の入り方をするかを感じる。
  徐々に膝の方へ竹踏みが当たるようにずらしていく。
  ひと段落したら左右の差を確かめる。

・反対側をイメージで行う。(ポジションは反対側と同じようにする)
 →動作をした時よりも少し早めに行う。
  段々と最初にした脚から脳を伝わって左足が変化していく様子を感じた。

・台の上に置いた竹踏みの上に両ふくらはぎを乗せて
 大腿部中央を帯で締めて仰臥位で寝る。をもう一度行う。
 →始めは脚の緩みを脚で取っているが、慣れてきたら骨盤の動きで脚の緩みをとる。

・[時間の都合上省略]仰向けで脚の下に座布団を入れて前後、左右に緩みを取って呼吸する。

・サイドポジションで脚の間に座布団を入れて呼吸する。
 →大転子を呼吸で膨らます。
  緩めて吐いたときに下側のどの部分に緩んでいくか。
  吸って、緩めて、少しずらして(恥骨側、尾骨側、膝の方向、その逆)、吐く。
  大転子の周辺をなぞるように骨盤を動かす。
  緩めたときに、坐骨、大転子、恥骨が寄る。
 
・反対側をイメージで行う。

・[時間の都合上省略]座位で片方だけ竹踏みに乗せて足の裏の緩みを取って(前後、左右)呼吸する。

・座位で竹踏みの外側の山に足の一点を乗せて骨盤を寄せて呼吸する。
 →つま先の方向はどこが一番骨盤が寄りやすいか。(開く、まっすぐ、閉じる)

・竹踏みの方向を真横から斜めに変える。
 →左右に挟む意識と竹踏み方向に緩みを取った時の違い。

今回は進行役をさせて頂きました。

皆さんがイメージで行なっている時に身体が変化していく様子や

メニューが進むにつれて自分のポジショニングや動きがどんどん細かくなっていくのが

観させて頂いていて愉しく、勉強になりました。

こんな細かいメニューについてきて下さって有難うございました。 
皮膚の緩みと呼吸。_c0209238_03212300.jpg
微妙な差ですね(笑)

by aiki-therapist | 2018-11-30 22:52 | 呼吸動作研究会