2022年 02月 14日
緩んで中から広がる、意識も広がる。
2022.02.10 (木) 特別講習会
・筆を使う時の体内操作。
→呼吸で姿勢を伸ばし、手の位置を変えずに脱力(肩、肘)する。
脱力の時に軸が無くなると首の位置が崩れて肩、肘が抜けなくなる。
寄り目にすると首の後に意識はいくが、意識が広がらない。
脳戸を意識することで後の意識を出しながら全体に広がる。
首の位置は決まっているが、後頭部や首は緩んで中から広がっている。
手の位置や軸は崩さず、仙骨・中極で動く。
全体が緩んでいるから、仙骨と手の先で付け続けられる。
・竹枕、温熱パックを使って仰臥位での体操。
(仙骨時計、三時九時、タマタマ、鶴亀、六方円)
→骨盤で動くのと仙腸関節で動くとの違い。
タマタマは立位と違い、蕾の手を楽な位置に置いて行う。
肩、肘が自由に動く。
・側臥位(三時九時)
→少し浮かして、緩めて落ちて動く。
吸って緩めて吐くのリズム。
仙腸関節で動く。
・仰臥位ですれ違い。
→側臥位で仙腸関節を動かしてから行う。
寄るところと張る所がある。
仙腸関節で動く。
・座取りで技をかけていただく。
→視線の使い方(脳戸を意識する。)
頭蓋骨の中に色を塗る。
後頭部が緩んでいる、柔らかい、広がりがある。
・尾骨と肋骨、呼吸の入り方の関係。
→施術をして頂きながら体感させていただく。
尾骨が動いてバランスを取ることで、仙骨や丹田より下の下腹部が伸びて動く。
・立位で技をかけて頂く。
→丹田と中極の違い。
丹田を意識すると腰椎2、3番が固まる。
今回、個人的なテーマは「頸と視線の決まり方」でしたが、
首に限らず色々な位置が「決まる」というのは
「良い位置にある」ことで「決まった場所にする、ある」という事ではない。
視線の方向、意識、ベクトルは大事だが目に力が入ったり、
視線に意識が行き過ぎて後頭部の意識が無くなり固まってしまう。
「うすらぼんやり」の大事さを改めて感じました。
それにしても師匠の後頭部の緩み方、中の動き、広がりが衝撃的でした。
by aiki-therapist
| 2022-02-14 00:31
| 合気観照塾 吹田道場

